ファスティング(断食)の回復食!注意点とおすすめメニュー

ファスティングは自身の健康を維持し、体の調子を整える非常に優れた食事法です。

ファスティングは特殊な道具なども必要なく、誰でも簡単に取り組めることがメリットですが、回復食に関する知識は必ず必要となります。

ファスティングにおいて回復食が大切な理由とは

回復食をおろそかにしてしまうと、体調を崩してしまったり、リバウンドを起こしてしまい、それまで取り組んでいたファスティングが無駄になってしまいます。

では、なぜファスティングにおいて回復食がココまで大切なのか、一緒に見ていきましょう。

ファスティング最大の敵は「リバウンド」

ファスティングをする理由は、ほとんどの方が健康、ダイエットのためだと答えるかと思います。

実際にファスティングを行うと、体は健康体になり、体重も減り、免疫力が高くなるなど、たくさんの良い効果をすぐに実感することができるでしょう。

しかし回復食をおろそかにしてしまうと、健康体になるどころか、体の調子が悪くなってしまうこともあります。

そしてなにより、今まで我慢していた食事を一気にとってしまうことで、リバウンドを起こしてしまう可能性が非常に高いのです。

せっかくダイエットのために食事を我慢して体重を減らしても、リバウンドしてしまっては意味がありません。そうならないためにも、回復食についてしっかりと考える必要があります。

急激に食べると内臓にとっても悪い

ファスティングの断食期間が終わると、体はとても綺麗な状態になっています。

胃や腸は休まり、細胞すべてが生を感じながらゆっくりと生命活動を行っています。

そこへ急激に食べ物を入れてしまうと、体全体がびっくりしてしまいます。

特に内臓は食事の準備をまったくしていなかったため、食べ物をうまく消化・分解することができません。そうなると体に力が入らずフラフラになってしまったり、気分が悪くなることもあります。

場合によってはとても危険な状態になってしまうので、ファスティング後に回復食を抜いて一気に食事を取ることは絶対に避けましょう。

回復食の必要日数や食材についての重要ポイント

では実際に回復食を取り入れる際に考えてほしい、重要なポイントをご紹介します。

回復食に必要な日数や食材の選び方など、これだけは必ず押さえておいてほしい「回復食の基本」をまとめました。

ファスティングと回復食の日数の関係

ファスティング(断食)をしたあとは、回復食によってゆっくりと体を慣らしていきます。

基本的には、ファスティングの期間と同じだけ回復食の期間が必要となります。

つまり、ファスティングを3日行ったら回復食にも3日かけ、ファスティングを5日行ったら回復食も5日かけてじっくりと体を戻していきましょう。

回復食の食材を選ぶポイント

次は回復食に使う食材についてです。回復食に向いている食材や向かない食材があります。

基本的には体に刺激が少なく、薄味のものを選びましょう。特に回復食1日目の朝などは重湯や薄味のみそ汁など、体に優しいものを選んで食べる必要があります。

注意点として、回復食の期間中はお肉や魚などのタンパク質、油身やマヨネーズなどの脂質を多く含む食材は避けたほうがよいでしょう。

特にお肉類は内臓に負担がかかってしまうので要注意です。

回復食の食べ方のコツと注意点

回復食はとにかくゆっくりと、よく噛んで食べることが大切です。

お腹がすいていても、胃や腸はまだちゃんと動いていません。

なるべく食材を細かくし、よく噛んで食べることで消化を助けてあげましょう。

回復食にオススメのメニューと注意点

それでは、回復食にぴったりのおすすめメニューを紹介します。

これを参考に、自分なりに考えて選んでみてくださいね。

1日目

ファスティング明け、回復食期間1日目の朝が一番重要です。

とにかく体に優しい食事を心がけてください。

オススメは重湯と薄味で具なしのみそ汁です。

かなり薄味にしても、しっかりと味を感じることができるはずなので、味付けの必要はまったくありません。

ゆっくりと味わいながら、食事を楽しみましょう。あまりの美味しさに涙を流す人もいるほど、きっと感動的なものになるでしょう。

ちなみに昼や夜もほとんど同じ食事がベストです。

まだ固形物は少し早いので、明日のお楽しみです。

2日目

今日から少しずつ固形物を取れるようになりますが、まだまだゆっくりと体を慣らしていく必要があります。

朝はおかゆと具入りのみそ汁がベスト。具はなるべく消化に良いものを選びましょう。

2日目の昼からはついに野菜が開放されますが、スープに入れたり蒸したりして、なるべく柔らかくしてから食べるのがオススメです。

蒸して食べる場合は、マヨネーズやドレッシングは付けずに、そのまま食べて野菜の味をしっかりと味わいましょう。

3日目

3日目でやっとご飯が食べられるようになりますが、量は少なめにしておきましょう。

胃が小さくなっているので、ご飯をゆっくり味わいながら食べているとすぐにお腹が膨れてしまうはずです。

3日目になると野菜もたくさん食べられるようになっているので、野菜スープなどを積極的にとっていきましょう。

4日目以降

ファスティングの期間にもよりますが、4日目以降は体の調子を見て通常の食事に戻していきます。

胃が少し重たいと感じるようでしたらお肉や魚は避け、3日目までと同じ食事を続ける必要があります。

ここまで来ると、食事を戻そうとしても、元の食事量には戻らないことに気付くかと思います。

もちろん無理して食べる必要はまったくありませんので、少ない量の食事をゆっくりと味わうことを楽しみましょう。

Copyright© ファスティングガイド , 2020 AllRights Reserved.