ファスティングダイエット体験日記!たった3日で-3.0kg

最近、世間ではファスティングダイエットが流行っているそうです。

私も少し体重の増加とお腹のぽっこりが気になり始め、意を決してダイエットをすることにしました。

それを体験談として、実際に準備を始めるところから現在まで、そしてその時の心情をお話したいと思います。

ちなみに減量前の私は、身長174cm、体重72kgでした。

もともと筋肉質なため太っているようには見えませんが、お腹のぽっこりがどんどん成長し、体重も増加していました。

ダイエットの結果は約3キロの減量に成功し、今のところリバウンドもしていません。

ファスティングに決めたきっかけ

私は食べることも飲むことも好きなので、歳をとるごとに体重が増え、日に日にお腹のぽっこりが大きくなってきました。

普段はデスクワークが多く、社会人になってからは万年運動不足で、解消する見込みもありません。

自分では、いつかやらないといけないと思いつつ、そんな思いをアテにお酒を飲む日々が続きました。

そんな私がどうしてファスティングをするに至ったのか、まずはお話させてください。

ファスティングは短期間で痩せる

ダイエットをしようと思った一番のきっかけは、「お腹のぽっこりだけはやめて」という妻の一言です。

今まで自分の中でくすぶっていた気持ちが、一気に大きくなった瞬間でした。

それからインターネットでダイエットについてたくさん調べ、いろんな知識をつけました。痩せるなら健康的に減量したいと思ったからです。

体に悪い方法で減量しても、体調を崩してしまったり、ファスティング後に体重が増えてしまうようでは意味がありません。自分が納得する方法に出会うまでしっかりと調べました。

そこで私が見つけたのが、ファスティング(断食)です。

ファスティングは短期間で、しかも健康的に痩せることができるダイエット方法だというところに魅かれました。

私が行ったファスティングはごく一般的なやり方で、水分だけで生活する断食を3日間、そしてその前後に準備期間と回復期間をそれぞれ3日間ずつ設けました。

水分は特にルールは決めておらず、私は普段から飲んでいたノンカフェインのお茶を主に飲んでいました。

特別何かを用意したというのはないので、費用はまったくかかっていません。

逆に食費が浮いた分、妻は喜んでいました。

精神的に強くなる

ファスティングは精神的にも強くなれるので、甘ったれた性格の私にとって、一度気合を入れなおす良い機会だと思いました。

ファスティングは一切の食事を取らないダイエット法ですから、やはり辛く、強い我慢が必要です。

でもそれを乗り越えれば、この先いろんなことに対して我慢ができるようになるだろうし、ファスティングを成功させたという自信がつくと思ったからです。

私は二十歳のころからタバコを吸っており、約3年前に禁煙に成功しています。

実はその成功体験のおかげで、今回のファスティングもできるんじゃないかと、少し自信はありました。

断食で体を休ませる

ファスティングは、普段フル稼働している内臓を休ませる絶好の機会です。

特に私のような食べることや飲むことが好きな人は、内臓が休む暇がありません。

体に食べ物がどんどん入ってきて、それを消化し、エネルギーに変換します。

終わったころに追加でお酒が入ってくるので、アルコールを分解するためにまた活動します。

そんな自分の体のことを思うと少しかわいそうになってきて、たまには休ませてあげることも必要なんじゃないかと思いました。

内臓を一時的に休ませてあげることで、体の様々な不調も治ってしまうそうです。

特にファスティング後は腸内環境が整い、体を守る働きをする細菌が増え、免疫力も高まります。

古くから世界中で健康のためにファスティングが行われており、ファスティングだけでほとんどの病気は治る、ファスティングで治らなければ何をしても治らないとも言われています。

準備期間から回復食まで

ファスティングは断食をするだけでなく、しっかりと準備し、そして断食後も一定期間は食事に細心の注意を払わなければいけません。

この準備期と回復期を怠ると、体に大きな負担がかかり、ときには危険な状態になってしまう可能性もあります。

ファスティング(断食)は正しい方法で行えばとても健康的に減量することができますが、間違った方法で行うとそれだけ危険が返ってくる方法です。

家族の協力が必要

まず私だけでなく、妻にもファスティングの知識をつけてもらいました。

私の食事はほとんど妻が管理しているということもありますが、やはり協力者がいると苦しいときの励みにもなりますし、何かあったときに正しく対処できる人がそばにいるというのは精神的に心強いと思ったからです。

それに、やはり妻は私の体を心配してくれていますので、急に断食を始めてもびっくりしてしまいます。

ちゃんとファスティングは健康的なダイエット法なんだよということを知ってもらい、安心してもらう必要がありました。

回復食が重要

ファスティングをした中で一番気を使ったのが、回復食です。

回復食とは、ゆっくりと活動している体に急に食事を入れてびっくりしないよう、体に優しいおかゆなどからはじめる食事のことです。

私は3日間断食をしたので、3日かけて体を戻すように心がけました。

断食後、始めての食事は重湯だけにし、たくさん食べたくなるのを我慢しました。

断食はたった3日ですが、そのあと口にした重湯は本当に美味しくて感動しました。

塩も入れていないので、普段ならほとんど味がしないはずなんですが、とても甘く、お米の味をしっかりと感じることができました。

重湯の量を見たときは、絶対足らないと思いましたが、食べてみると意外とお腹がふくれる感覚がありました。

次の日からは本格的に野菜やスープを取るようにして、少しずつ元の食事に戻していきます。

胃が小さくなったのか、最終的にファスティング前の3分の2ほどしか食べられなくなりました。

もともと食べ過ぎだったのでちょうどよいぐらいなのですが、自分ではこれが一番びっくりしています。

ファスティングをやってみた感想と結果

ファスティングをやってみて、結果としては3kgの減量に成功しましたが、それ以上に得たものがたくさんありました。

ファスティングをやってみた感想

まず驚いたのが、食べなくてもここまで我慢できるんだということです。

3日間食事は一切取らなかったのですが、特に2日目と3日目は精神的にとても安定しており、なんだか空腹が気持ちよく感じていました。

さすがに夜寝る前はお腹がすいて目が覚めてしまうこともありましたが、3日目はそれもなく、なぜかお腹がなることもなく気持ちよく過ごしました。

今まではおそらく、「食べないといけない」という考えが頭にこびりついていたので、食べないことに対して本能が逆らい、激しい空腹に襲われてしまうのだと思います。

2日目、3日目になると「食べなくても大丈夫」という思考にもっていくことができるようになり、なぜかそれに合わせて激しい空腹もやってこなくなりました。

ツラかったこと

ファスティングをして一番ツラかったのが、準備期間と断食1日目です。

準備期間は3日間かけて少しずつ食事量を減らしていき、断食に備えました。

食事の量がまったく足りないため、どうしてもお腹が減り、準備期間3日目は朝から晩までずっとご飯のことを考えていました。

しかしこれをせずに急に断食をしてしまうと、体に大きな負担がかかり、断食を途中で断念しなくてはいけないような状況にもなりかねません。

準備期間でこれだけお腹が減るのなら、断食3日なんて到底耐えられないんじゃないかという不安もありました。

そして断食1日目は本当にツラく、水をたくさん飲んでなんとか耐えました。

もう一つツラかったのが、お酒です。

私は今まで毎晩ビールや日本酒を飲んでおり、それが習慣になっていました。

ファスティング期間中は、当たり前ですがアルコールは絶対飲んではいけません。

断食中は体の吸収率がとても高くなっているため、お酒を飲むと体を壊してしまう可能性もあります。

そのツラさは断食3日目まで続きましたが、空腹ほどツラいものではなかったので耐えることができました。

ファスティングを終えて

最終的に減量は3kgだけでしたが、それ以上に、忍耐強さを手に入れ、食事に対しての考え方が変わり、お腹のぽっこりも完全ではありませんが解消され、とても有意義な1週間になったと思っています。

今のところ体に不調もなく、心も体も少し軽くなったような気がしていて、気持ちよく生活しています。食事量は以前よりもかなり減ったので、おそらくこの先もリバウンドはしないでしょう。

お酒は今も飲んでいますが、ほんの少し量が減ったような、変わらないような、という感じです。

ファスティングはツラかったですが、終わってからはとても気持ちが良く、また半年後、1年後にやってみてもいいかなと思っています。

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